メンズエステ業務委託とは?働き方と不安ゼロで始めるコツをご紹介

メンズエステ業務委託とは?働き方と不安ゼロで始めるコツをご紹介

メンズエステで働く場合、一般的な会社員やアルバイトとは違った「業務委託」という形態で仕事をするのが一般的です。

ただ、以下のように働き方のイメージが湧かない人も多いのではないでしょうか?

業務委託ってどんな働き方?正社員やアルバイトとどう違うの?

業務委託のメリットとデメリットって何?

そんな方々のために業務委託とはどんなものか、基礎知識からメリット・デメリットまで詳しく解説します。

確定申告のことや扶養のことなど、やや難しい内容が絡んで来ますが、わかりやすく解説するので安心してくださいね。

メンズエステの業務委託とはどんな働き方?

まずメンズエステの業務委託とはどんな働き方なのか、以下の3つの観点から見ていきましょう。

  • 正社員・アルバイトとの違い
  • シフト制度
  • 報酬体系

正社員やアルバイトと比較した際のメリット・デメリットを把握しておくと、今後の働き方について考えるきっかけにもなりますよ。

正社員やアルバイトと異なる契約形態

雇用主に雇われて働く正社員やアルバイトとは異なり、業務委託は店舗から業務を「委託」される立場です。

つまり、働く時間や場所、仕事内容の裁量が比較的自由に設定できる反面、社会保険や有給休暇などの福利厚生は原則として適用されません。

具体的な違いについて、以下の表にまとめました。

項目 正社員・アルバイト 業務委託
契約形態 雇用契約 業務委託契約
労働時間管理 会社が管理 自己管理
社会保険 加入必須(法定要件あり) 原則加入なし(自分で手続き)
福利厚生 充実している場合あり 原則なし
給与体系 時給・月給 完全歩合制
雇用の安定性 高い 仕事量により変動

縛られるのが嫌いな人や柔軟な働き方をしたい人であれば、業務委託で働くことを検討してみましょう。

自由に働きやすいシフト制度

業務委託で働くセラピストたちは、シフトの自由度が高く、自身のライフスタイルや予定に合わせて、働く曜日や時間帯を柔軟に選択しています。

たとえば「週2回だけ勤務したい」「平日の昼間だけ働きたい」「授業や家庭との両立で短時間だけ働きたい」といった希望も通りやすく、自分のペースで無理なく仕事ができます。

シフトの間違いがないように、スケジュール管理などは必要なので、その点だけ気をつけておきましょう。

働いた分だけ収入になる歩合制

メンズエステの業務委託に特徴的なのが、働いた分だけ収入を得られる「歩合制」の報酬体系です。

仮に90分コースの報酬が6,000円なら、3人接客すれば18,000円の収入になります。

オプションや指名が入れば、もっと稼げることもありますよ。

メンズエステの業務委託で働くメリット5選

業務委託のセラピストとして働くメリットは、主に以下の5つです。

  • 仕事とプライベートを両立させやすい
  • 努力がそのまま報酬に繋がる
  • ひとつの職場にこだわらなくても良い
  • 未経験でも挑戦しやすい
  • 接客や施術スキルを他の仕事にも活かせる

私も最初は不安でしたが、自分のペースで働けるし、頑張った分がそのまま報酬として返ってくるのでやりがいもありますよ。

仕事とプライベートを両立させやすい

メンズエステの業務委託は、仕事とプライベートの両立がしやすい働き方です。

勤務時間や出勤日数を自分で選べるため、「平日は短時間だけ働いて週末はしっかり休む」など、柔軟なスケジュールを組めます。

メンズエステのセラピストにはシングルマザーも多いので、子どもの送り迎えの時間を外してシフトを組んでいる人もいますよ。

努力がそのまま報酬に繋がる

業務委託のセラピストたちは、基本的に歩合制で働いているので、自分が施術した回数やコース内容、指名などの成果に応じて報酬が決まります。

特に以下のような点を意識して努力を続ければ、結果も出やすくなるでしょう。

  • 施術スキルの向上(技術習得・安定した施術の提供)
  • 接客力の強化(会話力・気配り・空気を読む力)
  • 自己管理(身だしなみ・体調・メンタルの維持)
  • 宣伝の強化(SNSで自己PR)

自分の努力が収入という形で目に見えて返ってくるので、モチベーションも維持しやすいですよ。

ひとつの職場にこだわらなくても良い

業務委託は雇用契約とは違い、勤務先への専属義務がないため、ひとつの職場や店舗に縛られずに働ける点も魅力です。

たとえば、複数のメンズエステ店舗と同時に契約し、シフトや勤務日数を分散させることも可能です。

収入が分散されることで、リスクヘッジにもなるでしょう。

基本的に他業種や副業との掛け持ちはOKですが、他店との掛け持ちはNGのお店も多いので、事前に確認してみてください。

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未経験でも挑戦しやすい

業務委託のセラピストとして働くには、特別な条件はありません。

未経験者の入店が多いので、店舗側が研修やサポート体制を用意していることがほとんどです。

たとえば、下記のような支援が受けられます。

サポート内容 詳細例
事前講習 マッサージの基礎・接客の流れを女性講師や店長が丁寧に指導
マンツーマン研修 実際の施術を模擬しながら少人数で学べる
定期的なフォロー講習 入店後も技術・接客の不安を解消するための復習会を実施
動画マニュアル 何度でも見返せる研修動画で自宅学習が可能

研修やサポートが充実しているので、スキルがない人も安心してくださいね。

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接客や施術スキルを他の仕事にも活かせる

メンズエステで身につく施術スキルや対人スキルは、転職や将来のキャリア構築にも役立ちます。

たとえば、リラクゼーションやボディケアの技術は、美容・エステ業界への転職はもちろん、介護や福祉、スポーツトレーナーの分野でも活かせるでしょう。

施術スキルを基礎から学べるため、未経験から専門性の高い職種へ進むきっかけになるかもしれません。

また、接客を通じて磨かれるコミュニケーション力やお客さんへの配慮は、飲食業やホテル、販売職など幅広いサービス業で高く評価されるスキルです。

独立を目指す場合にも、実際に施術や顧客対応で得たノウハウが、店舗運営に直結します。

お金を稼ぐこと以外のモチベーションがあると、仕事も長続きしやすいですよ。

メンズエステの業務委託で働くデメリット4選

業務委託のセラピストとして働くデメリットは、主に以下の5つです。

  • 閑散期は稼ぎにくく収入が安定しない
  • 社会保険や雇用保険が適応されない
  • 確定申告を自分でする必要がある
  • 業務に関する雑費は自己負担の場合がある

メンズエステのセラピストは働き方の自由度が高い反面、収入の不安定さや各種手続きに手間がかかるなどのデメリットがあります。

デメリットについても把握しておくと、お金の無駄づかいを減らすきっかけにもなりますよ。

閑散期は稼ぎにくく収入が安定しない

業務委託のセラピストは、繁忙期と閑散期など、時期によって収入に差が生じやすいのが特徴です。

閑散期とはメンズエステの利用者が減少する時期を指します。

具体的には2月〜3月・6月・9月〜11月とされています。

決算期の多い3月やボーナス前など、サラリーマンの忙しさや、金銭的な余裕と連動している傾向があります。

閑散期でも安定して稼ぐためにはリピーターを増やしたり、SNSでの集客や新規のお客さんへのアプローチを工夫したりすることが重要です。

逆にGWや年末年始などの長期休暇や、ボーナス直後のタイミングは稼ぎ時です!この時期に稼いで閑散期はゆったり働くのもアリですよ。

社会保険や雇用保険が適応されない

業務委託契約で仕事をしているメンズエステのセラピストは、正社員やアルバイトのように会社の社会保険や雇用保険に原則加入できません。

業務委託は「個人事業主」として仕事を請け負う契約形態であり、労働者としての雇用契約には該当しないためです。

国民健康保険なども含め、自分で以下のような手続きを行う必要があります。

保険・年金の種類 対応方法
健康保険 国民健康保険に個人で加入
年金(老齢・障害) 国民年金に個人で加入・必要に応じて付加年金など

年金については、国民年金のほか、必要に応じて積立型の年金保険なども検討しましょう。

確定申告を自分でする必要がある

会社勤めの人の場合、会社が所得税の計算や納付を代行してくれますが、業務委託の場合はすべて自分で行う必要があります。

自分で確定申告をしないと脱税となり、ペナルティを科されるリスクもあります。

副業としてセラピストをやっている人は、本業の会社にバレないように、住民税の納付方法は「普通徴収」を選びましょう。

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業務に関する雑費は自己負担の場合がある

メンズエステに限ったことではありませんが、業務委託契約では必要な雑費が自己負担となるケースも多いです。

たとえば、以下のような費用が自己負担になることがあります。

項目 内容
制服代 指定の制服などの購入費
消耗品 施術用のオイルやタオルの費用
交通費 通勤や出張の交通費
備品購入 マッサージ器具や美容用品などの購入
広告宣伝費 個人的な集客のための宣伝費

細かな内訳や費用の相場については、以下の記事で詳しく解説しているので、気になる人は参考にしてみてください。

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扶養に入る場合は年収に注意

扶養に入る場合は、ご自身の年収や所得額にも注意が必要です。

原則として、個人事業主であるメンズエステのセラピストは、年収130万円未満であれば、配偶者の社会保険の扶養に入れます。

ただし、健康保険組合によって基準が異なる場合や、同一世帯での生計維持など、細かな条件が設定されていることもあるため注意しましょう。

参照:個人事業主は扶養に入れる?扶養に入るメリットと要件を解説 | クラウド会計ソフト freee

メンズエステのセラピストとして扶養の範囲で働くなら「年収130万円未満」をひとつの目安にしておけばOKです。

メンズエステの業務委託は効率よく稼げる制度!

メンズエステの業務委託契約における報酬形態は基本的に歩合制なので、がんばった分だけお金を稼げるのが大きな特徴です。

また、出勤日や勤務時間を自分で柔軟に決められるため、ライフスタイルに合わせて無理なく働けるのも嬉しいポイントでしょう。

私は業務委託で働き始めてから、時間もお金も増えました。精神的にも余裕ができたので、すごく満足してますよ。

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