メンズエステのホットオイルの効果とは?使い方やメリットを紹介

メンズエステのマッサージではホットオイルを使うのが一般的になっていますが、次のような疑問や悩みをもっているセラピストもいるのではないでしょうか?

どうしてホットオイルを使うの?

オイルはどうやって温めたらいいの?
そこで本記事では、ホットオイルを使うメリットや、ホットオイルを効果的に使う施術のやり方、ホットオイルを使うときの注意事項などを詳しく解説します。

ホットオイルを使うことでお客さんの癒やし効果を高める ことができるので、この機会にマスターしておきましょう。
メンズエステでホットオイルを使う理由
メンズエステのマッサージでは、温めたオイル(ホットオイル)を使って施術を行うのが定番です。
ひと昔前のメンズエステでは、ホットオイルは追加料金のかかるオプションとして扱うお店が多くありました。
しかしながら、現在はコース料金だけで(もしくは無料オプションとして)ホットオイルを使って施術を行うお店が一般的です。

どうしてホットオイル施術が一般的になったのか、その理由をみていきましょう。
オイルの伸びが良くなりマッサージしやすい
現在のメンズエステで使われている主流のオイルは、水溶性のマッサージオイルです。
水溶性オイルはシャワーのお湯だけでサラっと洗い流せて便利な反面、冷えていると伸びにくいという性質があります。
しかし、水溶性オイルは温めることで伸びやすい性質に変わり、マッサージの手を滑らかに動かすことが可能です。
つまり、水溶性オイルが主流化したことによって、ホットオイル施術も一緒に定番化したと考えられています。

水溶性オイルは品質改善が進んでいるので、温めなくても伸びやすい水溶性オイルも販売されていますよ。
温かさによってマッサージ効果が高まる
ホットオイルでマッサージすることより、血管が拡張して血流が良くなりマッサージ効果が高まるメリットもあります。
また、ホットオイルマッサージによってリンパの流れを促進させると、老廃物をデトックスしてむくみ解消の効果も期待できます。
血行不良による筋肉の張りで、肩こりや腰痛に悩まされている方にも、ホットオイルマッサージはおすすめです。
肌になじみやすく美容効果アップも期待できる
オイルを温めると肌になじみやすくなり、浸透率もあがることで肌の保湿効果が高まるメリットもあります。
ホットオイルを使ってマッサージすることで、肌の保湿に加えて肌艶が良くなる美容効果のアップも見込めます。
これはマッサージを受けるお客さんだけでなく、ホットオイルを使って施術をするセラピストにも同様の効果が期待できます。

乾燥が気になる季節には、特にうれしい効果ですよね!
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ホットオイルを使う施術のやり方
ここからは、ホットオイルを使った施術の流れと、マッサージのやり方を解説します。
基本的な流れは次のとおりです。
ホットオイル施術の流れ
- オイルウォーマーでオイルを適温に温める
- 肌へなじませるようにオイルを塗布する
- マッサージしながらホットオイルをたっぷり使う
- ゆっくりと圧をかけてマッサージする
それぞれのやり方を詳しくみていきましょう。
オイルウォーマーでオイルを適温に温める
施術をはじめる前からオイルを温めておきましょう。
ホットオイルマッサージに適したオイルの温度は、約55℃と言われています。
オイルを温めるときはオイルボトルのまま温められる「オイルウォーマー」を使うのが一般的です。
メーカーによって若干の違いはありますが、50℃~55℃に温めてくれるオイルウォーマーが多くあります。
ほとんどのメンズエステ店にオイルウォーマーが導入されていますが、用意されていない場合は電子レンジや湯煎で温めることもあります。

セラピストによっては、ホットオイルの作り方にもこだわりがあるようです。
肌へなじませるようにオイルを塗布する
ホットオイルを塗布するとき、まずは自分の手に取ってみてオイルが熱すぎないか確認しましょう。
熱さが大丈夫そうであれば、お客さんの身体へゆっくりとオイルを乗せていきます。
身体にオイルをかけるのではなく、身体の上にオイルを置くイメージでやさしく乗せるのがコツです。
それから、手のひらを滑らせてゆっくりとオイルを広げて伸ばしていきましょう。

オイルを乗せるときは「熱すぎたりしませんか?」とお客さんに聞いてあげてくださいね。
マッサージしながらホットオイルをたっぷり使う
塗布したオイルを肌になじませたら、マッサージをはじめていきます。
手のひらや指先に程よく圧をかけ、オイルの滑りを利用してゆっくりと手を滑らせながらマッサージしましょう。
マッサージしながら、ホットオイルを足していくのもポイントです。
ホットオイルをたっぷり使うことで、温熱効果によって血行がよくなりマッサージ効果も高まります。

リンパが集中する箇所は、ホットオイルをたっぷり使うと効果的です。
ゆっくりと圧をかけてマッサージする
ホットオイルをたっぷり使うと滑りやすくなるため、手の動きはゆっくりと丁寧に運ぶことを心がけましょう。
両手をやわらかく身体に当て、両手にゆっくりと体重を乗せていくように圧をかけます。
ゆっくりと圧をかけて、ゆっくりと手を滑らせるのがコツです。
また、圧をかけるときにはお客さんの呼吸リズムにも意識してください。
お客さんが息を吐くタイミングで圧をかけ、息を吸うタイミングで圧を抜きながらマッサージをします。

息を吸うときに深く圧をかけてしまうとお客さんが息苦しくなってしまうので気を付けてください。
ホットオイルで施術するときの注意点
ホットオイルは、マッサージの効果アップが期待できますが、ホットオイルを使うときには注意すべき点もあります。
ホットオイル施術の注意点
- オイルを温めすぎないこと
- ホットオイルを直接肌にかけないこと
それぞれの注意点を詳しく解説します。
オイルを温めすぎないこと
専用のオイルウォーマーを使う場合は自動的に温度調節をしてくれますが、電子レンジでオイルを温める場合は熱くなりすぎることがあるので注意が必要です。
自分の手で触れたときに「熱い!」と感じたら、少し冷ましてから施術で使うようにしてください。
また、オイルウォーマーを使う場合でも注意が必要です。
物によっては60℃くらいまで温められるものがあったり、温度設定を手動で変えられるものがあったりするので、何℃に設定されているのか事前にチェックしましょう。

オイルが熱いかなと思ったら、両手でオイルをこねながら温度を冷ますのがおすすめです。
ホットオイルを直接肌にかけないこと
ホットオイルを塗布するときは、お客さんの身体へ直接かけないようにしてください。
一度手に取ってオイルの温度を確かめてから、ゆっくりと肌に乗せるように塗布するのが基本です。
その際、「熱くないですか?」「熱すぎたら遠慮なくおっしゃってください」など、お客さんへの気遣いを忘れずにしてください。
特に皮膚が薄い箇所へオイルを塗布するときは、慎重に温度を確かめてあげてください。
また、たくさんのオイルをかけるように使う「オイルドバドバ」施術の場合は、はじめからオイルの温度を低め(40℃~50℃)に調整しておきましょう。
メンズエステはホットオイルを使って施術効果を高めよう
メンズエステでは、ホットオイルを使ってマッサージするのが定番となっています。
ホットオイルを使うことで、マッサージ効果が高まったり、美容効果にも期待がもてるためです。
ホットオイルを使ったマッサージをすると、お客さんに気持ち良く癒やしを提供できるため、指名アップにつながり稼ぎやすくなります。

お客さんが心地よく癒やされるホットオイル施術をマスターして、収入アップを目指しましょう!
この記事を書いた人

エステワンラボ編集部
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