メンズエステのパウダーマッサージとは?流れやコツを詳しく解説

メンズエステのパウダーマッサージとは?流れやコツを詳しく解説

パウダーマッサージはメンズエステで広く採用されているメニューのひとつですが、以下のように疑問を持っているセラピストも多いのではないでしょうか?

パウダーマッサージって、具体的にどんな施術をするの?

パウダーマッサージのコツは?

そこで本記事では、パウダーマッサージの施術内容やメリット、具体的な流れを解説します。

パウダーマッサージに挑戦したいセラピストの方は、ぜひ参考にしてください!簡単な施術なので、この機会にマスターしておきましょう。

パウダーマッサージは粉を使ったソフトな触感が特徴

パウダーマッサージとは、サラサラとしたパウダーを使い、肌を優しく撫でるようにマッサージをする施術です。

通常のオイルマッサージとは異なり、さらさらとした肌触りが心地よく、一定のお客さんから人気を得ています。

普通のマッサージとは違った快感が味わえるので、パウダーマッサージが好きなお客さんも多いですよ。

メンズエステでパウダーマッサージをするメリット3選

パウダーマッサージにはさまざまなメリットがあります。

ここでは以下の3つのメリットについて、みていきましょう。

  • 体力的な負担が少ない
  • 部屋が汚れにくく掃除がしやすい
  • オプション料金を稼げる

パウダーマッサージをオプションとして採用しているお店は、やや減少傾向ですが、覚えておいて損はありません。

体力的な負担が少ない

パウダーマッサージのメリットの一つとして、体力的な負担が少ないことが挙げられます。

パウダーマッサージの施術はフェザータッチが基本で、従来のマッサージと違って強い圧をかけることがありません。

筋肉をほぐす必要もなく、手や腕に余計な力を入れないで施術できるので、他の施術と比較するとだいぶ楽に感じるセラピストも多いのではないでしょうか。

体力の消費量が少なければ、1日あたりの施術数を増やせるため、収入アップにつながるのもメリットです。

ただし、パウダーを使った揉みほぐし施術の場合は強い圧が必要なので注意してください。

部屋が汚れにくく掃除がしやすい

パウダーマッサージのメリットとして、部屋が汚れにくくて掃除をしやすい点も挙げられます。

パウダーマッサージに使う粉はオイルと違ってベタつかず、布や床に染み込まないため、掃除が簡単です。

だだ、パウダーマッサージだけを求めるお客さんは稀なので、最終的な掃除の大変さはそこまで変わりません。

オプション料金を稼げる

パウダーマッサージはオプションとして設定されている施術です。

オプション料金の相場は1,000~2,000円なので、お客さんから要望があれば、その分がセラピストの収入になります。

コース料金が15,000円でインセンティブ率が50%なら、セラピストの収入は1件につき7,500円ですが、2,000円のパウダーマッサージがつけば、9,500円ほどの収入が得られます。

1回の施術で1万円近く稼げるのは、大きいですよね。

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パウダーマッサージとオイルマッサージの違い3つ

パウダーマッサージをするなら、オイルマッサージとの違いを覚えておきましょう。

お客さんに違いをわかりやすく伝えれば、有料オプションとして追加されやすくなるからです。

パウダーマッサージとオイルマッサージの違いについて、以下の3つを見ていきましょう。

  • 揉み返しのリスクがない
  • オイルマッサージとは違った心地よさが得られる
  • 施術後のベタつきがない

パウダーマッサージはあくまでもオプションなので、オイルマッサージとセットで対応することがほとんどです!

揉み返しのリスクがない

パウダーマッサージはオイルマッサージと違い、揉み返しのリスクがありません。

人間の筋肉は強い刺激を受けて炎症を起こすと、揉み返しという症状が出ます。

特に、普段あまり運動をしていなかったり、筋肉が硬直していたりすると、マッサージを受けるだけで揉み返しが起こることもあります。

しかし、パウダーマッサージでは施術時に強い力が加わらないため、揉み返しのリスクがありません。

セラピストにとっては体力的な負担が少なく、お客さんも痛みを感じないため、お互いにメリットがあります。

揉み返しのリスクがないことを上手に伝えれば、パウダーマッサージのオプションを付けてもらえるかもしれませんよ!

オイルマッサージとは違った心地よさが得られる

パウダーマッサージは、さらさらとした感触で、オイルマッサージとは違った心地よさがあります。

くすぐったいような、ぞくぞくするような他の施術では味わえない新しい感覚を得られます。

メンズエステを日ごろから利用しているお客さんへ、新しい刺激としておすすめするのも良いですよ!

施術後のベタつきがない

パウダーマッサージには、オイルマッサージのような施術後のベタつきがありません。

実際、一部のお客さんは、オイルマッサージに以下のような不満を感じています。

  • 肌に残ったオイルが気持ち悪い
  • 施術後の着替えで服がオイルについてしまう
  • オイルを取るためにシャワーの時間が長引く

パウダーマッサージなら、上記のような問題を気にする必要はありません。

施術に使った粉はシャワーで簡単に流れるので、お客さんも快適でいられます。

また、敏感肌の人はオイルでかぶれてしまうこともありますが、パウダーマッサージならそうしたリスクもありません。

「オイルが苦手なんだけど……」というお客さんには、パウダーマッサージをおすすめしてみてください!

パウダーマッサージの流れ6ステップ

ここからは、パウダーマッサージの流れを紹介します。

基本的な流れはパウダーマッサージを行うタイミングによって以下のように異なります。

【パウダーマッサージを後で行う場合】

  • お客さんの体調や希望を伺う
  • お客さんにシャワーを浴びてもらう
  • 通常のオイルマッサージ・指圧を行う
  • オイルをふき取ってお客さんの体全体にパウダーをまぶす
  • フェザータッチで優しく撫でる
  • シャワーで洗い流してもらう

【パウダーマッサージを先に行う場合】

  • お客さんの体調や希望を伺う
  • お客さんにシャワーを浴びてもらう
  • お客さんの体全体にパウダーをまぶす
  • フェザータッチで優しく撫でる
  • パウダーをふき取って通常のオイルマッサージ・指圧を行う
  • シャワーで洗い流してもらう

パウダーマッサージはオイルマッサージとセットで行われることが大半なので、お客さんの希望に合わせてどちらを先にするか決めてください。

今回はパウダーマッサージを後に行う場合を例にしてご説明しますが、基本的な施術の流れはどちらも同じです。

パウダーマッサージは入店後の講習で学べるケースもありますが、前もって予習しておくと入店後がスムーズですよ。

お客さんの体調や希望を伺う

まずはお客さんの体調や希望についてヒアリングしましょう。

これは最適なサービスを提供するだけでなく、施術中のトラブルを防ぐためです。

具体的には、持病やケガ、アレルギーの有無など、健康状態を確認しましょう。

メンズエステでは、お客さんの健康状態や肌質に合わせて、最適なマッサージを提案します。

お客さんにシャワーを浴びてもらう

どんな施術でも共通ですが、まずはお客さんにシャワーを浴びてもらいましょう。

シャワー時間は5分程度が目安なので、短すぎたり長すぎたりする場合は声をかけてあげると良いですよ。

たとえば、短すぎる場合は「時間はたっぷりあるので、ゆっくり洗ってくださいね」と優しく伝えてください。

シャワーの利用中はパウダーの準備だけでなく、お客さんの服や荷物の整理も忘れないでくださいね。

通常のオイルマッサージ・指圧を行う

お客さんに指圧・揉みほぐしを施しながら、メンズエステの基本となるオイルマッサージを行います。

手のひらや指先の力ではなく、体重をうまく乗せて施術すると体力的な負担も少ないので、ぜひ意識してみてください。

指圧をする際も強すぎる圧は避け、心地よい力加減を意識しましょう。

より詳しくマッサージの内容を知りたい人は、以下の記事が参考になりますよ。

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オイルをふき取ってお客さんの体全体にパウダーをまぶす

次に、お客さんの体全体にパウダーをまぶします。

お客さんの体全体にパウダーをまぶすときの手順は、以下のとおりです。

  • シャワーを浴びたお客さんの肌を確かめ、清潔で乾燥していることを確認
  • 適量のパウダーを手のひらに乗せ、両手をこすり合わせる形で広げる
  • 手のひらを使い、お客さんの体に優しくパウダーをまぶす

手順を守って、お客さんの肌に優しい施術を心がけてくださいね。

フェザータッチで優しく撫でる

体全体にパウダーをまぶしたら、フェザータッチで優しく撫でていきます。

フェザータッチとは、指先や手のひらを使い、肌に触れるか触れないかの力加減で撫でる方法のことです。

一定のリズムでゆっくりとすべらせるように、お客さんの肌を撫でましょう。

具体的には、膝から太ももの付け根までで約3秒ほどが目安です。

また、肌に触れるか触れないかの心地よさを感じてもらうために、手や指の力は抜いて、リラックスした状態を心がけてください。

風船の表面をなぞるように、ゆっくりと撫でてください!お客さんの肌を爪で傷つけないように、指を反らせるのもポイントです。

シャワーで洗い流してもらう

施術後は、お客さんに再びシャワーを浴びてもらいます。

マッサージで使ったパウダーは、きれいに洗い流してもらいましょう。

オイルのようなベタつきもなく、簡単に落ちます。

60分コースだと一つ一つの施術時間が短くなってしまうので、120分など長めのコースをおすすめすると良いですよ!

パウダーマッサージはお客さんの反応を確認するのがコツ

パウダーマッサージは繊細なタッチも重要ですが、お客さんの反応を見ながら施術することも大事です。

タッチが強すぎたり、弱すぎたりしないかお客さんの反応を見ながら調整していきます。

ただ、反応がわかりにくい場合もあるので、さりげなくお客さんに聞いてみると良いですよ。

自分からは言いにくいというお客さんも多いので、こまめに声をかけてあげてくださいね。

パウダーマッサージではお客さんの過剰要求に注意

パウダーマッサージを行っていると、過剰な要求を受ける可能性もゼロではありません。

たとえば、施術範囲を超えたり、セラピストへ触れたりしてくるお客さんには要注意です。

過剰要求と思われる行動があったときは、丁寧に断りつつ、パウダーマッサージを楽しんでもらってください。

ただし、あまりにしつこい場合はスタッフに相談してくださいね。

施術中のトラブルから身を守るため、過剰要求への対処法は講習で学ぶといいですよ!

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パウダーマッサージをマスターして施術の幅を広げよう

パウダーマッサージは一般的な施術ですが、お店として用意しているケースはそこまで多くありません。

どちらかというと、フェザータッチが得意なセラピストが個人的に提供しているサービスなので、身につけておくと他のセラピストと差別化ができます。

新しい施術を覚えて収入アップを目指したい方は、ぜひパウダーマッサージに挑戦してみてくださいね.

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